Macにオレ的開発環境を構築するまで
まとめておこうと、ふと思い立ったので書き下す。
条件はまっさらなMacの状態から開発環境が一通り揃うまで。ちなみに僕はSnow LeopardだがLionでも同じ手順でいけるはず。XCodeのインストール方法が違うかな。
ちなみに僕は主にC/C++/Javascript/Haskell使い。その他の言語の話者には一部マッチしない部分が多分にある。
LionならApp Storeから、Snow LeopardならMac Dev Centerから。Snow LeopardならインストールDVDにも付属してるはず。とりあえずこれをインストールしないと始まらない。
MacのデスクトップアプリやiPhoneアプリを開発するならもっと色々語ることもあるのかもしれないが、僕はそういったものは今はやってないのでIDEについてはよく分からない。単純にgcc等のコマンドラインツール一式が必要なだけ。そういう人向けにもう少しファイルサイズの小さいコンパクトなバージョンは用意できませんか、Appleさん。それはそうと一時期有料化されたのはなんだったんだ。
Snow Leopardユーザーの僕としてはLion付属のTerminalがどこまで進化したのか知らないが、少なくともSnow LeopardではiTerm2の方が断然よい。特にフルスクリーン機能がTerminalにはないのが大きな違い。LionではTerminalでもフルスクリーン対応済みなんだよね?
あと、グローバルホットキーが実装されてる。QuickSilverなんかでも代用できる機能だけどフォアグラウンドな状態でホットキーを押すとウィンドウが消えるのは専用実装ならでは。
その他もろもろ僕も使いこなせてないが非常に多機能。基本的に僕の開発はiTerm2をフルスクリーンで表示してtmuxで画面分割してvimとshellを使い分けるというスタイルなのでiTerm2なしには開発が始められない。ただ、アイコンはiTermの方がかっこよかったと思ってるのは僕だけじゃないはず。
Homebrew
mac用パッケージ管理ツール。長らくMacportsがデファクトスタンダードだったが、最近のナウいMac男子はHomebrewを選ぶとメンノンの特集に書かれてたらしい。公式ページに書かれているように、以下のコマンドを実行するだけでHomebrewのインストールは完了。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.github.com/gist/323731)"
使用方法は公式か、もしくは日本語を御所望なら他のブログにたくさん良記事があるのでここでは省略。さて、Homebrewをインストールしたら以下のパッケージをまとめてインストールしよう。
- ctags
- fontforge
- git
- global
- haskell-platform(haskell-erじゃないならいらない)
- node(javascript-erじゃないならいらない)
- sl(必須。あるのとないのじゃ作業効率が全然違う)
- tmux
- valgrind
- wget
- zsh
MacVimじゃないよ。vimだよ。基本的にターミナル上で全て作業するのでGUI版は使いません。理由はiTerm2の機能を利用できること、tmuxの恩恵にあずかれること、:Shellでzshと共演できること。好んでGUI版を使う人にはどのようなメリットがあるのか是非とも伺いたいところ。emacs?なにそれおいしいの?Esc Meta Alt Ctrl Shiftの略だっけ?
ところでMac謹製のvimは一部のinterpオプションが無効化されてるバージョンなのでイマイチ。動かないプラグインとかある。じゃあHomebrewを使ってインストールしよう!となるのだが、Homebrewはmacにデフォルトでインストールされてるパッケージについては管理対象外とする方針なのでvimはインストールできない。幸いにも同様の不満を抱えてる人は多くいるようで、以下の方法でHomebrewにvimのformulaを追加してインストールする。
wget https://gist.github.com/raw/721952/1bd387bf115752380c1d8dbb048bedd1609de520/vim.rb mv vim.rb /usr/local/Library/Formula/ brew install vim --enable-interp=perl,python,ruby --force
vimについては語ることが多すぎるのでいずれ別エントリで熱弁しようと思う。
このあたりからは趣味の領域。しかし見た目はやはり重要だと僕は思う。カラーテーマは色々種類があるから悩む分野だがこのSolarizedは超おすすめ。とてもよく工夫されているテーマで見やすく、しかも美しい。一番のオススメポイントはvim、terminal、iTerm2などなどありとあらゆる環境用にカラーテーマが用意されていること。mac用の環境に留まらずWin/Linux用のカラーテーマもある。僕のようにiTerm2上でvimとshellを行ったり来たりする人には見た目が完全に統一できるのは精神衛生上非常に重要だ。
Ricty
見た目といえばカラーだけではなくフォントも超重要。もともと僕はInconsolataというフォントを使っていたのだが、このRictyはASCII文字にはInconsolataをそれ以外の文字にはMigu 1Mというフォントを使用して、1つのフォントとしてそれらをチューニングして配布しているものだ。僕はコメントは基本英語で書くしソースコード中に日本語を使うことはあまりないのだが、人が書いたコードや日本語のHTMLとかを扱う場合には日本語が登場するのでRictyは重宝している。日本語、ASCIIともに見易く非常におすすめなフォント。Linux用と書かれているがMacでも問題なく使用できる。
とりあえずこれだけあれば開発に取り掛かれる。僕の場合はどちらかというとかなりシンプルなスタイルなんじゃないかと思うが、他の人だとどんな開発環境になるのか興味がある。