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辞めること、辞めないこと

別にこのブログは気持ちの悪いソースコードを羅列することだけが仕事じゃありません。たまには真面目系くずガチニートが真面目に人生語ることだってあります。だって暇なんだもの。

大企業を辞めるという合理的な選択 - Chikirinの日記

少し思うところがあったのでこんな話題を取り上げます。多分、僕の考え方は一般的なものじゃなくて「世の中にはこんな変わり者もいるんだよ」くらいの軽い気持ちで読んでいただけたらと、予防線を張っておきます。

僕も1年前に5年間働いた会社を辞めました。社名は伏せますが、大企業と呼ばれる類の企業だったと思います。知名度は低かったですが。

僕の価値観は至ってシンプルで:

です。収入とか将来とか考えられる程頭がよくないので、僕の唯一の判断基準は「仕事が楽しいか、楽しくないか」でした。まあそれは今も変わりません。ニートが楽しいから続けてるわけで、それに比べれば収入ゼロによる将来の不安などは取るに足らない些末なことです。この生活に飽きれば次の楽しそうなことを探すし、また就職するかもしれません。さすがに資金ゼロが近づけば何か考えなければならないとは思いますけどね。

先のリンク先の記事の言葉を借りれば、少なくとも僕の選択は合理的ではないのでしょう。本来天秤にかけるべき要素をことごとく無視しているわけですから。しかし、その合理性を欠いた選択が間違いかと言われればそれは全力で否定します。仕事に求める価値観など人それぞれです。楽しさに100%のウェイトを置いた選択があったっていいでしょう。

だから、大企業に所属していても自分がそこに残るべき積極的理由が一つでもあれば残ればいいと思うし僕はそういう考え方かっこいいと思います。

個々人にとっては既に「自分はいつ決めるのか」だけの問題なのです。

僕の頭が悪くて正確に意図を把握できないのですが、「自分は(辞めることを)いつ決めるのか」ととりました。そうだとすれば、それだけの問題ではないでしょう。テレビや車を作りたいなら、それを選択の主眼に置くなら、大企業に残ることは立派な選択です。たとえその企業が(業界が)お先真っ暗で上司がダメな人たちばかりだったとしても、車を作れるなら、と喜んで会社に残るはずです。尊敬できる先輩や上司がひとりでもいればその人についていくために会社に残ることもかっこいい人生じゃないですか。

何も大企業を辞めること(あるいは選ばないこと)だけが正しい選択ではありません。何に重点を置いて選択していくのかは人それぞれだし、それこそ「自分の頭で考えて」選択すべき事項ではないでしょうか。

とはいえ、大企業から人が流出している、この流れは今後どんどん加速する、という点についてはそうなのかなと思うしこの記事は元記事の論旨を頭から否定するものではないことを最後に述べておきます。

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